【二人の愛人 / ミュッセ】
2人の女性のそれぞれが持つ魅力にどちらか選ぶことができない青年の話。見方に寄れば素直な心とも言えるが、己がないとも言える。しかしそれ以前に愛は一筋にいかないものである。自分1人の心で決められるものじゃないから。だからこそ愛は深く美しい。TAZ
□著者:アルフレッド・ド・ミュッセ
□出版社:新潮社
□ISBN-10:4102052011
【永い夜 / Lemieux Mich`ele】
死んだらどうなるのだろう?何の根拠もなく「無」しか想像できない俺は未だに考え出すと怖くなってしまう。ただこのお話に出てくる少女のような歳の時は考えもしなかった。とても素敵で大好きな絵本。TAZ
□著者:ミシェル・レミュー
□出版社:講談社
□ISBN:9784062096652
【飛ぶ夢をしばらく見ない / 山田太一】
山田太一の小説とは、お気に入りの作家の本を読み終えてしまい、さてこれからどうするもんかと思っている様な時に出会う。郵便局や銀行の持っていっていいですよという棚にあったりするのだ。「ふぞろいの林檎たち」等のテレビドラマにも見られるように山田太一作品の面白さは会話のやりとりだ。どこにでもあるような日常生活の中で、相手を窺い、甘え、挑発するような事を言い合う。その会話のリズム感の良さを特に小説に感じていたのだが、本作を読んで一つの小説が一つの大きな「詩」の様なんだと気づいた。この作品中にはいくつかの詩が登場する。その中でも印象に残った富岡多恵子の詩を紹介したい。TAZ
わたし
あなた
「わたしたち」
「わたしたち」は
わたしとあなたに還元出来ない
だから
わたし
あなた
「わたしたち」
わたし
あなた
お互いに口から手をつっこむ
咽喉にさわる
気管にさわる
胃にさわる
肺臓にさわる
心臓にさわる
横隔膜に
肝臓 膵臓 肋骨 腸
筋肉 動脈 静脈 毛細血管
様々なものにさわる
抽象名詞の様々なものにさわる
どうしてもさわれないもの
それは あなた
それは わたし
□著者:山田太一
□出版:新潮社
□ISBN:4-10-101813-8
【破弾/堂場瞬一】
刑事・鳴沢了シリーズ第2弾もあっという間に読んでしまった。舞台は新潟から多摩センターへ。街は人が集まるところに生まれるもの。この作品でも描かれている様に、器が先に作られ人が集まったような街はどこか味気ない。自分が育った港北ニュータウンもそうだった。若いときは出たくてしょうがなかった。でも最近、ここらも悪くないなと思えるようになってきた。TAZ
【論座】
本屋でこんな雑誌を買ってしまった。たまたま表紙の“井上陽水”の文字に目がいってしまったからだ。“井上陽水”を分析し具体的な質問をしてくるインタビュアに対してはぐらかすようで言いたいことを言う陽水節の炸裂についつい買ってしまった次第。このオッサンを唸らす歌い手がこの先でてくるんだろうか。TAZ
【サウダージ/垣根涼介】
もう止まらない。しばらくは垣根作品固め打ちだな。この人の作品には南米やアジアがよく出てくる。小説だからもちろんフィクションなのだが、観光地よりスラムのような場所を多く描いたその空気感は、きっとリアルなんだろう、きっと彼が目にした光景なんだろうと思う。TAZ
目指すべき煌く世界のために、目の前に拓けゆく世界のために、決められた社会の枠組みを突き破ろうとうごめき、這いずり回り、時には堕ちてゆき、それでも前進しつづけることを止めない……地球上の数ある動物の中、ヒトだけに許されたそんな生き様の可能性を、私は描きたいのです。そして、そんな人間たちの物語を構築する中で、彼らの息吹を、可能性を、感じたいということです。(垣根涼介氏HPより)
【午前三時のルースター/垣根涼介】
いやぁ~面白い。垣根涼介の小説は本当に面白い。最近当たりの小説が多いが、ピタッと照準合ってき具合は群を抜いている。それだけに「ヒートアイランド」が映画化されてしまったのは残念でならない。まぁ、観なきゃ良いんだけどね。TAZ
【ぼくと、ぼくらの夏/樋口有介】
主人公の昭和初期の日本文学のような喋り草に甘酸っぱさを感じるが、その一人称感が暑く静かな夏休みの空気を想い帰させる。激しい展開があるわけでないのに読んでて最後まで集中が切れない秀作。TAZ
同虫
【手塚治虫のブッダ救われる言葉】
ブッタが修行に出るために新しい世界へ飛び出したのが今の自分と同じ29歳だったことを知った。一ノ瀬泰造のことを知った時、彼の亡くなったのがその当時の自分と同じ26歳であることに物思うとこがあったが、今回も色々思うとこあり。これは良い本を見つけた。TAZ
【ヒート アイランド/垣根涼介】
ハードボイルド系小説の好きなとこに、登場人物が東京の街を歩きまわる時の描写がある。作者の街を観る感覚が自分と似てるなと思うことがよくあり、ニヤリとしてしまう。。TAZ
【行きずりの街/志水辰夫】
感じたのは、先が読めない展開にあるワクワク感ではなく、ベタともいえる展開にあるヒーロー感。ハードボイルド/ミステリー小説の主人公はたいていキザで自分勝手で優しくてバカだ。弱い心を怒りが上回って無茶をしてしまうようなバカだ。女性に比べ夢見がちな男はそんなとこに憧れてしまうのだ。TAZ
宝生
【Living Jewels2/Poul Beckmann】
待ち合わせで入った六本木の青山ブックセンターで、デザイン的な昆虫写真集の傑作「Living Jewels」の2巻が出ているのを発見。1巻と同様にミニサイズも出たら絶対に買い。TAZ
【邪魔/奥田英朗】
「最悪」と同じく映画のような小説。大げさなのに最後まで予測つかないクライマックスへグイグイと引っ張りつつ上げてくれる。こういったグイグイ感が強い小説だと苦痛な通勤電車から意識をとばしてくれてありがたい。最近は読んでいる小説が終わらないうちに次の小説を買うのが気分。博多系のラーメン屋で7〜8割位食べた頃に替え玉を頼んでおくと丁度良いみたいに。TAZ
写心
【雑誌ecocolo6月号】
友人のdj Muybienによるアフリカ「砂漠のフェスティバル」の運営の側面に焦点を当てたルポが掲載されています。初めて見せてもらった時から彼の写真のファンだが、今回掲載されている写真がまた良いです。そしてこの雑誌もMyツボです。TAZ
権心

【著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベント vol.2】
「『知の創造と共有』からみた著作権保護期間延長問題」
日時 2007年4月12日(木) 午後6:30 - 8:30
場所 慶應義塾大学三田キャンパス東館6F Global Studio
主催 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
共催 慶応義塾大学DMC機構、コンテンツ政策研究会
出演者(50音順):
楠正憲氏(マイクロソフト株式会社 最高技術責任者補佐/発起人)
境真良氏(早稲田大学大学院GITS 客員助教授/発起人)
三遊亭圓窓氏(落語家/発起人)
椿昇氏(現代美術作家、京都造形芸術大学芸術学部 教授/発起人)
コーディネーター:
金正勲氏(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 助教授/発起人)
参加報告:TAZ
話し合いに多くの声を取り込み文化庁に訴えていこうという当フォーラムの姿勢に以前より興味があったので、先週木曜日に行われた公開トークイベントに初めて参加してきた。残念ながら今回のトークイベントは、会場全体的に「延長反対」の意見が多いようだった。正直「延長賛成」の意見も多く聞きたかった。
内容としては、著作権による「自由創作の制限」や「権利と金」に関する意見が多かったが、一番大切にすべきことを忘れてはいないだろうかと感じてしまった。各々の著作者の著作物に対する思いである。この思いを一つ一つを尊重していく最善の策を考えるべきである。
今回一番印象に残ったのは、後半に質問した写真家による意見だった。物を作る人の心を感じた。「まだまだ埋もれている作品の中に面白いものが沢山あるのに著作権を延長しなかったらその多くがなお埋もれていってしまう」と言うのだ。出版社は著作権により写真集の出版費用を回収するので、著作権が切れたらこうした埋もれている作品達が世に出る可能性は低くなる。それどころか原作者の思いとは別の形で世に出されてしまう可能性も出てくるのだ。写真家が言っていた。「知の共有には賛成だが、何をしても良いわけではない」と。まさしく。
フォーラムへの思いとして、全ての著作者・著作物に都合が良い結論などないだけに、今後の議論等の活動において、何を一番大切にすべきかを忘れずにいて頂きたい。
今後も機会あれば参加していきたいと思う。TAZ
雨歩

【クレーの詩/訳.高橋文子】
久々に寄ったTSUTAYA TOKYO ROPPONGI。相変わらずの充実した品揃え(漫画と生物関係は薄いけど)。そんな中から最近惹かれているパウル・クレーの絵と詩の編集本を購入。TAZ
絵本②
【あるげつようびのあさ/ユリ-・シュルヴィッツ作,谷川俊太郎訳】
これも一緒に買った絵本。優しくて可愛くて、少し切なくて。絵本の内容って大人になると良く解る。ということも大人になると良く解る。でも子供時代があるから大人の今がある。当たり前か。TAZ
絵本①
【ふたりの雪だるま/M・B・ゴフスタイン作,谷川俊太郎訳】
世に数ある絵本の中でも谷川俊太郎が訳してる絵本に、自分好みのものが多い。本屋であれこれ手にとってパラパラと観ていくと、気に入った本には谷川俊太郎訳と書いてあることが多いのだ。これも最近そうやって買った本。やさしいお話です。TAZ
雨
【雨ニモ負ケズ/宮沢賢治】
雨にも負けず/風にも負けず/雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち/欲はなく/決して瞋(いか)らず/いつも静かに笑っている/一日に玄米4合と/味噌と少しの野菜を食べ/あらゆることを自分を勘定に入れずに/よく見/聞きし/分かり/そして忘れず/野原の松の/林の蔭の/小さな茅葺きの小屋にいて/東に病気の子供あれば/行って看病してやり//西に疲れた母あれば/行ってその稲の束を負い/南に死にそうな人あれば/行って怖がらなくてもいいと言い/北に喧嘩や訴訟があれば/つまらないから止めろと言い/日照りのときは涙を流し/寒さの夏はおろおろ歩き/みんなにデクノボーと呼ばれ/ほめられもせず/苦にもされず/そういうものに/私はなりたい
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
孟
【バカなおとなにならない脳(理論社)/著:養老孟司,画:100%ORANGE/及川賢治】
またまた養老さんです。子ども相手に養老節炸裂です。
昔、子ども電話相談室ってラジオ番組があったなぁと
思い出したら、まだやっていた! TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
器
【オーケストラ楽器別人間学(新潮文庫)/茂木大輔】
[フルート] リード、弦などの振動体を持たないために、そのアタックもまた若干の柔らかさを持っている。 こうしたことから、フルート奏者の性格は、人あたりがよく、やや優柔不断であろうと思われる。 [クラリネット]まろやかな音色が争いごとを嫌う性格、感情の安定をつくりだす一方、このなめらかさは奏者に、ある種のとりつきにくさ、他者との感情的な共感の持ちにくさをあたえる。人間関係は円滑に進行していながらも、友情が育ちにくいケースが想像される。続き
この本なかなか面白い。TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
電
【ヤバいぜっ! デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ/高城 剛】
「DJと言えばラジオのパーソナリティを指すと思っている人には着うたフルを愛用する人はいない。DJと言えばスクラッチすると思っている人はインターネットの使い方が偏っていることが多いと思われる。DJの使い分けや、ヤバイの使い方を二つの意味で使い分けられている人はインターネットと携帯電話をうまく使いこなしているように見える。」 上手いこと言いますね。( ̄ー ̄)ニヤリ TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
星
【北斗の拳(集英社文庫コミック版)全15巻ゲット】
土曜日バイトしている店の店長がくれた。超うれしい!!北斗の拳はマジで最高。男なら一度は読むべきと思うぐらい。俺は今12巻。カイオウとの闘いが始まった。TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
著
【蜜柑/芥川龍之介】
青空文庫ではこうした文学作品の多くを無料で読むことができる。正直、著作権保護期間延長問題に対して俺は明確な意見を持てていないのだが。TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
愛
【星の王子さまこころの旅サン・テグジュペリ愛の軌跡/NHK】
やっと取り戻したバラの花=コンシエロとの生活。しかし彼は自ら戦場に戻っていった。それは国を守るためでなく、愛する人たちを守るため。「大切なものは、目に見えない」しかし戦争は本当につらい。TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
考
【考えるヒント/小林秀雄】
恥ずかしながら氏のことを知らなかったこと
もあり、読んでいてこれが昭和30年代後半に
書かれたもんだと夢にも思わなかった。
作家の持つ感性の鋭さ・早さには脱帽する。
氏の魅力は、「評論家」ではなく「文学者」の
感覚・視点で「評論」している点。これは面白い。
TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
真
【small planet/本城直季】
この写真集知らなかった。というより
ミニチュアの写真集かと思ってスルーしていた。
好みは別として面白い。
TAZ
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)












































